◇◆ 行程 ◆◇ |
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■1日目 出発〜札幌編 |
自宅 ⇒ (在来線) ⇒ 新潟港 |
■2日目 |
秋田港 ⇒ (在来線) ⇒ 札幌時計台 ⇒ 中央バス札幌ターミナル |
■3日目 知床前編 |
ウトロバスターミナル ⇒ 知床峠 ⇒ フレペの滝 ⇒ オロンコ岩 ⇒ 知床岬クルージング |
■4日目 知床後編 |
知床五湖 ⇒ 夕陽台 ⇒ オシンコシンの滝 ⇒ 知床斜里駅 ⇒ 札幌駅 ⇒ すすきの |
■5日目 札幌観光〜仙台編 |
山中牧場 ⇒ ホピの丘 ⇒ 毛無山 ⇒ 苫小牧港 |
■6日目 |
仙台港 ⇒ 牛タン利休 ⇒ カラオケ |
■7日目 |
仙台駅 ⇒ (在来線) ⇒ 宇都宮餃子館 ⇒ 自宅 |
出発〜札幌編
実は全国制覇以外に、全世界遺産制覇という目標(野望?)もかなり前から持っていました。日本の世界遺産、残すはあと知床と屋久島だけだったので、この年は知床に行くことにしました。
しかし、お盆休みだけに交通費だけでもバカにならないと思ったので、どうせならどこまで安く行けるかその限界に挑戦してやろうと。
七日間という過去最長ツアーになりましたが、それはつまり飛行機を使わなかったから(笑)
昔は快速ミッドナイト(函館〜札幌)という夜行列車があり、青春18きっぷを使ってそれに乗るのが東京〜札幌の最安だったそうです。
しかしこの当時は、新潟〜秋田でフェリーを使い、あとは在来線を乗り継いでいくのがわりとポピュラーとのこと。
というわけで在来線で新潟を目指したのですが、乗ってた電車が人身事故で止まってしまい、高崎〜越後湯沢間で新幹線を使う羽目に。いきなりムダな出費が…。
越後湯沢駅って、珍しい0番線ホームがあるんです。
そして、ここで駅弁(新潟産コシヒカリ使用の雪国弁当)を買うんですが、長岡での乗り換えで網棚に忘れてしまう事件が発生。
俺のコシヒカリが…orz
新日本海フェリーにて秋田港へ。
新潟発23:30、秋田着が05:50でした。運賃は5,300円。
フェリーターミナルで朝食を食べ、最寄りの土崎駅まで歩きます。
その途中で見た風景。
土崎から1時間半、大館で寝台特急「あけぼの」に乗り換えます。
ここ大館は、ハチの出身地。駅のホームにこんなものが。 乗り継ぎの都合で、大館〜弘前間であけぼのを使わないと当日中に札幌にたどり着くことができません。
このあけぼの、一部区間で「立席特急券」というのが販売されており、これを買うと18きっぷでも乗れてしまうんです。
文字どおり座ることはできないのですが、立席特急券で乗れる車両がよくわからず普通に寝台車両に乗ってしまい、すでに乗客が降りたあとの個室があったのでさりげなくそこに入ってくつろいじゃいました(笑)
弘前駅にて。青森は「ねぶた」ですが、弘前は「ねぷた」って言うんですね。
北海道に入るためには、蟹田から特急スーパー白鳥に乗ります。
蟹田〜木古内間は特急しか走っていないので、特例として18きっぷでも乗れます。
間違えて指定席車両に乗ってしまい、それに気づかないままひとつだけ空席があったので座ってしまいました。
隣の乗客が教えてくれたのですが、「まぁいいんじゃないですか、誰も座ってないんだし」とのことw
このとき、初青函トンネルだったのですが座れたおかげでいろいろ知ることができました。ラッキー♪
トンネル最深部では、青と緑のランプが交互に光ってそのことを示してくれます。ちょっと感動。
木古内からまた在来線に乗り換え、函館へ。
木古内に着いたら、18きっぷユーザーはみんなダッシュ!重い荷物持ってるからみんな座りたいんですよねぇ。。
函館で買った駅弁。このあたりはイカがよく獲れるんですよね。
車窓から。雄大な大地を見て、北海道に来たんだなぁとしみじみ実感。この時点でまる一日ぐらいかかってますからね。
待ち合わせか何かでしばらく停車した森駅。ここはイカめしが名物みたいですよ。
さらに長万部と小樽で乗り継ぎ、21:42に札幌に着きました。
一日半もかかりましたが、新幹線を使ってなかったらここまで10,400円で来れてたんですよね。
羽田〜千歳が軽く3万円を超えてましたから、3分の1以下で来れました。
で、時計台を見に行ってきたんですがたしかにしょぼかった…。言われなきゃ気づかないよこれw
堂々の日本三大がっかり名所でした。
ここから夜行バスで知床を目指しました。
なんせ札幌から知床まで、400km強ですからね。あらためて北海道の広さを思い知らされます。
お金はかかっても新幹線や飛行機を使う人のほうが圧倒的に多いと思いますが、あっという間に着くのはなんかつまらないんですよね。遠くまで来たっていう実感がまったく湧かない。
今回、一日半かけて札幌まで来ましたが、その間にも色々なドラマ、人との出会いがありました。
旅に出る上で、僕はこういうものを大事にしたいと考えています。ですので、移動に時間をかけるのはまったく苦じゃないんです。
それでお金が浮いた分、豪華な食事ができる。そう思うと長時間の移動ですら楽しかったりするんですよね。
まぁ、この価値観に共感してくれる人がなかなかいないんですが(汗)