石川前編

三日目。石川県は内容が盛りだくさんなので、全三部作でお届けします。この日は前編。
前夜は23時過ぎに寝ましたが、朝5時半起床。走る距離が長いので早く出発するために。
雨晴海岸は北東を向いているので、こんな素晴らしいサンライズを拝むことができました。夕日に見えますが実は朝日です。早起きは三文の徳ですね。
昼間は海水浴客がタープ、テントやハンモックを設営し、BBQをやったりもしていましたが、夜の間はさすがに静かで快適に眠れました。聞こえるのはただ波の音だけ。
いいキャンプ場でした。かなり気に入りました。
さて、出発。高岡のお隣に氷見という漁業で成り立っている中核都市があります。
ここは、藤子不二雄氏(安孫子さんのほう)の出身地で、市街地にはこのように忍者ハットリ君のキャラクターのモニュメントがいたるところにあります。
他にも、カラクリ時計なるものがあるらしいのですが、最初に動くのがAM9時だというのでさすがにそこまでは待てないと思い先へ進みました。
ちなみに、写真の奥のほうが氷見の漁港で、昨日の女性ライダーが、僕にくれた富山県のガイドマップを貰ったところです。
漁港で新鮮な海の幸を食べたかったのですが、この日は昼も夜も外食が確定していたので、節約のため我慢。
能登半島の東側を北上し、和倉温泉にやってきました。
北陸地方を代表する温泉地であり、全国屈指の高級温泉街でもあります。そこの総湯に行きました。いわゆる共同浴場ですね。
料金は420円。飲泉コーナーがあったので飲んでみましたが、しょっぱい上に半端なくまずかった…。
総湯の足湯。この日はあんまりのんびりしてられないので華麗にスルー。
和倉温泉が高級温泉街として知られるのは、この「加賀屋」が一役買っているからなんです。
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」や「顧客満足度No.1」に、二十年以上連続でトップの座に君臨しているすごい旅館で、うちの両親が一度旅行で泊まったのですが、こう言っていました。
「日本一過剰サービスな旅館」だと(笑)
さて、寄り道がてら能登島を走ってきました。
和倉温泉の北東側に、七尾湾をふさぐようにして浮かぶ島で、まぁ何があるってわけでもないんですが、風光明媚な場所であることは間違いないだろうということで寄り道。
能登半島はずいぶん稲作が盛んな地域だと走っていて思ったのですが、このように、海べたに田んぼがあるというなかなか見れない面白い風景が楽しめます。
普通は水田地帯って、大きな河川に沿って平地に形成されることが多いですからね。
今、能登半島と言いましたが、実は北陸三県を走って痛烈に実感したのが「北陸は水郷地帯」だということ。富山も石川も福井も田んぼだらけでした。
新潟や秋田のようないわゆる「米どころ」のイメージなどまったく持っていなかったので、ただただ意外で驚きました。
そして、万年花粉症の僕はイネ花粉も持っているため、旅行中、ずっと目のかゆみや鼻水と格闘しなければいけなかったわけなんですよ(涙)
お昼は8番らーめんに行きました。
国道8号線沿線エリアに展開するから8番らーめん。石川出身の友人に、石川グルメのテッパンとして紹介されたので行ってきました。野菜らーめんが有名で、上に乗ってるこのかまぼこ。「ハチカマ」と言うらしいです。
是非一度ご賞味あれ。
輪島市にある、白米千枚田にやってきました。
どうですか!この絶景。もちろん、棚田百選に選ばれている場所です。
輪島市の観光協会のサイトによると、田んぼの枚数は1,004枚あるらしいので千枚田というのは本当なんですね。
ちなみにこの場所は道の駅になっているので、駐車場もトイレもきちんと完備しています。鑑賞スポットの環境も良好ですよ。
海岸が北西を向いているので、アングルによっては夕日と棚田のコラボ写真が撮れると思うのですがどうなんだろう。
誰か情報を持っていたら一報ください。
道の駅赤神付近で。
海の色がキレイすぎてヤバいですね。
羽咋郡富来町の増穂浦海岸に、ギネス公認の世界一長いベンチがあります。
道の駅とぎ海街道から歩いてすぐの場所です。
多くの人に夕日を眺めてほしいという思いから、有志の方々が作ったそうです。
全長460.9m、一度に1346人が座ったという記録があるとか。もはや長すぎて反対側が見えません。
多くの人に眺めてもらおうって発想からどうしてこうなっちゃったんでしょうw
そんな一度に1000人以上も観光客が来ると思ったんでしょうかね(笑)
それにしても、ベンチの話題性抜きにしても素晴らしい絶景のビーチでした。
夕日が水平線に沈んでいく光景を見たら感動して卒倒するかもしれませんw
プロポーズとかに向いてると思いますよ、ここ(笑)
さて、石川県が誇る有名な観光スポット。それがこの千里浜なぎさドライブウェイ。
約8kmに及ぶ砂浜をなんとクルマで走れます。海水を含んで固く締まっているので、タイヤがめりこむことも砂を巻き込んで足回りやエンジン回りにダメージをくらうこともありません。たぶんね。
中央線はさすがにありませんが、標識なんかはちゃんとあるんです。
何よりこの絶景。バイクでよかった。海風を浴びながら、最高に気持ちいいツーリングをしました。
さて、せっかくこんな素晴らしい天気の日にこんな気持ちのいいところを走ったので、その様子をお伝えしようと動画を撮ったのですよ。
バイクにさりげなくカメラがセットされてるのわかります?(笑)
というわけでご覧ください。

さて、能登半島を走り切り、いよいよ加賀百万石の金沢市にやってきました。
金沢の郷土料理にハントンライスなるものがあり、その老舗として有名なグリルオーツカに行ってきました。
これがそのハントンライス。
ざっくり説明すると、オムライスの上にフライが乗ってタルタルソースがかかっていると。だいたいそう思っていただけると間違いないかと。
お味のほうは、最初は美味いと思いましたが途中から飽きが来るような味でした。
本日の夜景撮影。まずは石川県庁へ。
数年前に市街地から移転し少し郊外のほうにあるのですが、その分海に近いので、中心部の明るい部分と海岸方面の夕焼け、海に沈んで行く夕日などが一気に楽しめるというなかなか贅沢なスポットでした。
その後、卯辰山というこちらも金沢を代表する夜景スポットに行きました。
木々があってあまり視野が広くないのですが、カップルがけっこう来てましたね。やはり地元では人気なのでしょう。