富山編
二日目。この日は富山を観光しました。富山に来たのは黒部以来だから、約5年ぶり。そうか…もうそんな経つのか。
この日の最初の目的地は、五箇山の合掌造り集落。
二日目も朝からよく晴れています。今日も素晴らしい一日になりそうだ。
と思ったら、直後に事件発生!!!
天生峠を越え、飛騨市と白川村をまっすぐつなぐ国道360号線がまさかの通行止orz
一瞬、五箇山行きをやめることも頭をよぎったけど、出発が朝早かったのでスーパー迂回ルートで現地を目指すことを決意。
左方向が360号線、右方向が迂回ルートに使った471号線。
ところがまぁこの471号線。予想をはるかに超えるほどの酷道(酷い国道の意)。
未舗装、急勾配、クルマ一台分の幅の道が延々と続きます。ぐんぐん上って行き、朝方だから寒いしムダにガソリンくうしえらい目に遭いましたよ。
スーパー迂回ルートが普通の迂回ルートになりそうな県道34号線という道があったのですが、まさかの全面通行止orz
しかも、全面通行止、期間、「未定」って書いてあるし(笑)
どうやら直す気がないらしいです。
googleマップでナビると5kmくらいしか変わらないんだけど、気分的には1.5倍くらい走った気がする。
というわけで五箇山に到着。合掌造り、白川郷は有名だと思うんですが、実は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」という名称で世界遺産に登録されています。ご存じでした?
この五箇山というのが富山県南砺市にあり、相倉集落、菅沼集落というふたつの集落が対象になっています。
今回はそのうちの相倉集落に行ってきました。
相倉集落には32戸の住宅があり、そのうちの20戸が合掌造りとなっているそうです。
これは民宿。
雪が降る時期に泊まってみたい。絶対忘れられない旅の思い出になると思う。
にっぽんの原風景って感じ。
のどかだなぁ。心が洗われます。
史跡指定記念碑。
原始合掌造り。
今は物置として使われている、元は住居だった家屋。江戸時代にはこのような形の家屋が多数あったようで、これを合掌造りの原型と呼ぶとか呼ばないとか。
白川郷に比べるとはるかに小さな集落ですが、こじんまりとした感じが逆にどこか落ち着く雰囲気を醸し出していました。
日本にも本当にいいところはたくさんあるんだな、と。そんなことを思いました。
冬は冬でまた綺麗だろうな。雪が降る時期にいつかまた訪れたい。
そんなことも思いました。
出発しようとしたら、ツーリング中の女性ライダーが隣に駐車したので少し立ち話しました。
埼玉から来て、佐渡島に行って、能登半島から南下してここまで来たそうです。今から僕がたどるルートの逆を来たことになりますね。氷見の漁港で富山県のガイドマップを貰ったからと、それをいただきました。
年齢的には僕より少し上かな。バリオス乗りの美人な方でした。旅にはいろんな一期一会があります。
国道156線をひた走り、高岡へやってきました。
この日の昼食は富山ブラックラーメン。文字通り、スープがどす黒いんですよ。そしてちょっと塩辛い。そんなラーメンです。
日本三大大仏のひとつと言われる、高岡大仏を見に来ました。
市街地にぽつんと鎮座しており、拝観料は無料です。ちなみに、残りのふたつは言わずもがな、奈良と鎌倉の大仏さんです。
こんな感じ。完成したのは1933年で、出来ばえが素晴らしいことから美男と言う点では日本一の大仏らしいですよ。
皆さん、是非イケメン大仏に会いに行ってあげてください(笑) 高岡市内に、「ショップまじま」というソフトクリームで有名な商店があります。
何が有名かと言うと、なんとこんな風に10段なんですよ(笑)
しかも、驚くことにそれが150円!
もうね、暑かったから途中から溶けてきて手がべたべたになりましたよ(´-ω-`)
二日目は、高岡にある雨晴キャンプ場に泊まりました。
踏切の先は海。そして、その海岸にあるのが…
この雨晴キャンプ場。海岸目の前の松林がキャンプ場になっています。
料金はなんと無料。
雨晴海岸。木曜なのにずいぶん海水浴客が多かったです。
まぁ、学生は夏休みですしね。
テントを設営してから出発。昨日の昼に温泉入ってから、すでに丸一日以上経過していたので早く温泉に入りたい(;´Д`)
バイクで長時間走ると、予想以上に汚れるんですよ、排ガスでね。あとは汗と脂…。
雨晴海岸からほど近いところに、越乃庭という日帰り温泉施設がありました。
本当は、神代温泉という隠れた名湯に行こうとしていたのですが、思いがけず近いところにあったのでこちらにしました。
そしたら、露天風呂からは海が一望できて、風がめちゃめちゃ気持ちよくて、いい意味で期待を裏切られました。
さて、30kmほど走って富山市役所にやってきました。
明るいうちに着いてしまったので夜景待ち。ちょうど夕日が沈んで行くところもバッチリ撮影できました。
富山駅方面。平日だったせいか、展望台はガラガラ。滞在中、一組のカップルが来ただけ。
ずいぶん人気ないなぁと思いましたが、夜景はなかなかよかったですよ。駅からも近いのでおすすめします。
その後、また高岡方面に戻り、二上山万葉ラインへ。
城山展望台からの夜景。
高岡市はそんなに光量がないため、まだ山や川が見えるうちに来たほうがよかったかな、と。ま、市役所の営業時間的に仕方なかったんですがね。
結局キャンプ場に戻ったのは22時近く。帰り道にコンビニがなかったので22時過ぎてから自炊したのですが、途中で雨が降ってきてまぁえらい目に遭いました。
けっこう降ってきたけど、朝起きたらやんでてほしいなぁ。