和歌山編

三〜四日目は和歌山を観光しました。
三日目。まずは世界遺産の熊野古道へ。この旅でもっとも行きたかった場所がここ。
熊野古道は、正式名称を「紀伊山地の霊場と参詣道」と言います。
和歌山、奈良、三重にまたがる霊山霊地とその参詣道が遺産登録されているので、範囲はものすごく広いんです。
なので、今回は手っ取り早く参詣ができる参道を選んで歩いてきました。
湯の峰温泉から大日山を越えて熊野本宮大社にいたる、大日越え。
時間にして、1時間〜1時間半ってところでしょうか。まさにプチ熊野古道体験。
けっこう勾配がきつく、ぽかぽか陽気も手伝っていい感じに汗だく、もとい、脂ぎっしゅになりました。 熊野本宮大社に着きました。
すぐ近くですが、かつての熊野本宮大社の社地に超巨大な鳥居があります。
なんでも、33.9メートルで日本最大の鳥居みたいです。
そこに世界遺産の碑がありました。
那智の滝へ。
明治時代に神仏分離が進み、寺院が廃止され、神道化が進んでいったという歴史があるのですが、熊野信仰の特徴に「神仏習合」というのがあります。
要は、神も仏もどっちも大事に崇めるという習慣ですが、ここ那智にはそれが色濃く残っているのです。
(これが世界遺産に登録された大きな理由のひとつです)
この那智の滝のそばには、熊野那智大社と青岸渡寺という寺院があるので、訪れた際には確認してみてください。
その後、台風中継でよく登場する潮岬へ。
ここは本州最南端の地でちゃんと碑もあるのですが、このときはそんなことまったく知らずにスルーしてしまいました(笑)

この日は、道の駅志原海岸まで走り、そこで寝ました。

四日目。けっこうな距離を走った一日になりました。
まずは白浜へ。
名勝、三段壁。
ちょっとだけ火サスフラグ立ってますねw
千畳敷。
その名のとおり岩畳ですね。
白浜の海水浴場。本当に砂が真っ白です。
伊豆にも白浜はありますが、もう全然規模が違います。海もキレイだし。
これで天気がよかったら文句なかったんだけどなぁ。
円月島。運がよければ、沈んで行く夕日がこの穴の向こうに見えるそうですよ。
それはそれは幻想的でしょうね。
お昼は、とれとれ市場というところで寿司をいただきました。
ここは、なんていうか、海鮮マーケット?的なところです。
まだ旅の途中なので、さすがに魚は買いませんでした。
和歌山市内まで走り、今度は和歌山ラーメン。
たぶん食べすぎだけど気にしない。気にしたら負けだと思う。
とんこつ醤油にかまぼこが特徴です。
ここで海岸線に別れを告げ内陸へ。
高野山へ行きました。
金剛峰寺に行ってみたのですが、着いた時間が遅くてもう閉まってました。残念。

このあと国道371号線を奈良方面に下っていったのですが、民家も外灯もない本気で真っ暗な山の中、当然すれ違いなんてできない県道どころか林道レベルの細い道を延々と走り続けました。
今まで走った酷道(酷い国道のこと)の中で、ここが第2位ですね。憶えてる限りでは。

奈良に入り、道の駅吉野路 大淀iセンターにて今日の旅を終えました。
今日で、出発から1,000kmを超えました。明日はいよいよ最終日。奈良編をお届けします。