◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目   愛媛編
小田原駅(ムーンライトながら)  ⇒  松山駅  ⇒  松山ユースホステル
  ■2日目
道後温泉  ⇒  松山駅  ⇒  高知駅  ⇒  ホテル
  ■3日目   高知編
はりまや橋  ⇒  桂浜  ⇒  かずら橋  ⇒  琴平駅  ⇒  ホテル
  ■4日目   香川編
金刀比羅宮  ⇒  高松空港  ⇒  高松駅  ⇒  庵治町  ⇒  徳島駅  ⇒  ホテル
  ■5日目   徳島編
眉山  ⇒  鳴門  ⇒  新神戸

愛媛編

全都道府県制覇という目標ができてから、初めての長期旅行がこの四国行きでした。
当時はまだ東北も九州も未踏だったためどこでもよかったのですが、たぶん冬の東北は寒すぎるため、そして九州はあまりに遠すぎるため、そんな理由で四国になったんじゃないかと思います。
冬休み期間なので迷わず青春18きっぷをチョイス。

小田原から快速ムーンライトながらに乗車。
知らない方のために簡単に説明しますと、ながらとは、東京〜大垣(岐阜)間を1日1往復する夜行列車で、普通乗車券に指定席券(閑散期:310円、繁忙期:510円)を購入することで乗れてしまう旅行者御用達の格安夜行列車なのです。
そう、少なくともこの当時はこうだったのです。
2009年3月からは完全に臨時列車となり、おもに繁忙期しか運転しなくなってしまいました。 大垣から在来線を乗り継いで姫路まで来ました。朝ごはんに。姫路の駅そばです。
岡山から快速マリンライナーに乗り換え、いよいよ瀬戸大橋を渡ります。
天気もよく、四国初上陸に胸が高鳴ります。
さらに在来線を乗り継ぎ、松山まで来ました。
本日の移動距離、約900km!乗り換え時間を含めると、約17時間近く電車に乗っていたことになります(笑)
しかし、11,000円程度する運賃が、青春18きっぷ1回分の2,300円で済んでしまいました。すごすぎるよ、18きっぷ。
松山駅から路面電車に乗り、道後温泉へ。この日は道後にあるユースホステルに宿泊しました。
夕食は近くでこの海鮮丼と、さらに鯛めしをつけていただきました。ごちそうさま。

道後温泉本館。
日本三古泉のひとつ、道後温泉の共同浴場です。
千と千尋の神隠しの湯屋のモデルになったという説もあります。たしかに似てますよね。
からくり時計。道後温泉本館100周年を記念して作られたそうです。8時から22時まで、1時間ごとに時計がせり上がって「坊ちゃん」の登場人物が出てきます。
今「坊ちゃん」と言いましたが、ここ道後温泉は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となった場所です。
読んだことがなかったので、読んでからこの四国旅行に出かけました。
旅先のことを知ってると知らないとじゃ感動も違いますらかね。僕はできる限り予備知識を入れてから旅に出るようにしています。
道後温泉駅。洋風建築の駅舎がいい感じです。
足湯。無料です。駅前にあります。
坊ちゃん団子。小説の中に登場します。
日本最古の湯釜です。道後温泉本館が建つ前まで1150年、絶えることなく湯を湧出していたそうです。
道後公園から松山市街地を望む。
さて、松山を後にして先に進みます。
電車のダイヤと行程の関係上、いきなり特急を使う羽目になりました。特急宇和海に乗ります。
18きっぷでは特急は乗れないんですね、該当区間の乗車券と特急券を普通に購入する必要があります。
宇和島から予土線(しまんとグリーンライン)に乗ります。
予土線とは、文字どおり、伊予(愛媛)と土佐(高知)を結ぶ路線で、四万十川沿いを走ります。
四万十川は日本最後の清流と言われる河川で、この写真のような「沈下橋」がたくさんあります。
「沈下橋」とは、増水時に川に沈むように設計された橋のことで、そのため欄干がありません。
変わった駅名として、よくクイズなんかに登場するらしいですよ。その名も「はげ駅」(笑)
土佐大正駅。ここで電車を乗り継ぎました。バスが古すぎる…。
一両編成、ワンマン、ディーゼル。それが予土線です。
というかこの旅で感じたことですが、四国はずいぶんディーゼルが多かったですね。普段電化された電車しか乗らないので、このディーゼル音が逆に旅情をかきたててくれました。
時刻表がずいぶんわかりやすくて素敵です(笑) 窪川で土讃線に乗り換え、高知を目指します。
高知が近づいてきたら、急に車窓が南国っぽくなってきました。
この日は高知市内のビジネスホテルで一泊。
夕食は、当然カツオをいただきました。たたきと、にぎり寿司を賞味。うん、最高。ごちそうさま。