◇◆ 行程 ◆◇ |
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■1日目 |
自宅 ⇒ (在来線) ⇒ 金華山(岐阜城) ⇒ 世界の山ちゃん |
■2日目 |
中村遊郭跡 ⇒ 中小田井町並み保存地区 ⇒ 四間道 ⇒ 愛・地球博記念公園 ⇒ 東山スカイタワー ⇒ オアシス21 ⇒ 名古屋テレビ塔 |
■3日目 後編 |
白壁・主税・橦木の町並み ⇒ 熱田神宮 ⇒ (在来線) ⇒ 自宅 |
前編
今の会社はお盆休みがなく。各自有休使って計画的に休みを取りましょうと。どこにも行けないのも悲しいので、一日だけ休みを取って二泊三日で岐阜、名古屋方面に出かけてきました。
夏休み期間なので、青春18きっぷを使いました。宇都宮のとき使ったのは、実は今回の旅のために買っておいたもの。
なるべく始発に乗れるようにと、熱海、興津、掛川、豊橋で乗り換え。夏休みなので、行動パターンが同じ人がけっこういました。乗り換えのときにみんな一斉にダッシュするのは夏の風物詩。
興津駅にて。
今回の旅の期間が、ちょうど高知の四万十市で最高気温を更新して日本中大騒ぎしたときでした。もうね何度「暑い」「死ぬ」という言葉を連呼したかわかりません(゚Д゚;)
6時間半かかって名古屋に到着。エスカ(駅地下)で遅い昼食。ざるきしめん二段重ね!
さっぱりしててとっても美味でした。ごちそーさま♪
ホテルにチェックインし、荷物を預けてから岐阜へ。名古屋からは新快速で20分くらい。意外と近いのね。
金華山展望台より。暑すぎたせいで空気が淀んでいました(-_-;)
展望台にはビアガーデンがあるんですが、こんな暑い日にビアガーデン見てたらそりゃビールだって飲みたくなりますよ。
そんなわけで、名古屋に戻って世界の山ちゃんへ。
関東にだっていくらでもあるのであえて名古屋で行くこともないんですが、逆に知ってる店だからという安心感でしょうか。
遅くまでやってるのもありがたいです。
二日目。この日は名古屋市内を散策しました。
巡ったのはおもに旧いまちなみ。まず初めに、中村遊郭跡へ。
中村遊郭は、大正時代、今から約100年前に開業しました。
場所は、名駅の太閤通り口から西へ歩いて15分くらいのところです。
遊郭とは、平たく言えば政府によって売春が公認された地域のこと。赤線地帯などとも言われます。
遊郭で働く女性のことを「遊女」、お店のことを「妓楼(ぎろう)」と言います。
という専門用語はさておき、この妓楼建築が大層立派で、文化財として保存されているものも全国にはたくさんあります。
この松岡大正庵(旧松岡旅館)も、名古屋市の都市景観重要建築物に指定されているそうです。
妓楼建築も取り壊されたりでどんどん数が減っていっているみたいですが、守っていってほしいと思います。
かつてはこの窓から遊女たちが顔を出して客引きをしていたのだろうか。
そんな風に歴史に思いを馳せながら旧いまちなみを散策するのがとても楽しいんです。想像の世界にどっぷり浸かる感じが。
風格のある建物。
しかしまぁ、まだ午前中とは言え歩いてると容赦なく体力を削られていく暑さ。この日の名古屋の最高気温、確か38度だったと思います。
はるばる名古屋まで行ってこれは苦行か?苦行なのか?(;つД`)
長寿庵の美人画。遊郭時代、かなりの隆盛を極めた妓楼のようでやはり名古屋市都市景観重要建築物に指定されている建物です。
表札が出てたので、人が住んでいるようでした。
大門(おおもん)。
地名のごとく、昔はここが遊郭の入口だったそうです。
改装して蕎麦屋になった妓楼。
なかなか風情あるお店で、確かに蕎麦屋であればこの建物はマッチしますね。うまいこと考えたなぁと感心してしまいました。
今では当時の妓楼建築も数件しか残っておらず、完全に住宅街に埋没している感のあった中村遊郭跡でしたが、歴史を語る生き証人としていつまでも消えないことを願いたいです。そんなことを思いました。
さて、一度地下鉄で名古屋に戻り名鉄に乗車。
「中小田井」という場所にやはり旧いまちなみがあるのでそこへ行ってきました。
あかいでんしゃに〜のっかって〜♪
くるりの赤い電車を口ずさみながら中小田井に到着。乗ったの名鉄ですが(゚Д゚)
岩倉街道沿いにある中小田井は、江戸時代、青果市場へ野菜類を運ぶ農民たちが立ち寄るための商店街として発展してきたそうです。
現在の建物は明治時代以降のものですが、商家をはじめ時代を感じさせる町並みがそこには保存されています。
中小田井町並み保存地区で一番有名なアングル。確かに、絵になる風景があまりなくてそう言われているのも納得でした。
一度名古屋へ戻り、地下鉄で国際センターへ。
お次は四間道(しけみち)を散策してきました。
四間道は、江戸時代に防火のために道幅を四間(約7m)に拡げたのがその名の由来となっています。道をはさんで蔵と町屋が通り沿いに並んでいます。
スナック、居酒屋、バーなどが立ち並ぶ場末感満載の怪しい路地、その名も「円頓寺銀座街」。
料亭っぽい看板が大阪の新地をほうふつとさせます。
格子窓の家。
ちょうどお昼時だったこともあり暑さもピークに。歩くと容赦なく汗が噴き出し、少しでも気を抜くと熱中症で倒れんばかりの灼熱地獄。
「太陽は俺を殺すつもりなんじゃないのか…」
たぶんずっと顔が歪んでたんじゃなかろうかと。もしこの日に名古屋市内で一眼レフぶらさげて死にそうな顔で徘徊してた旅行者風情を目撃したならそれは98%の確率で僕ですw
旧い家を改装したカフェ。なかなか洒落てます。落ち着いたシックな色合いが景観にマッチしていて素敵ですね。
そしてこれが川沿いにある土蔵群。
紙面の都合上あまり多くの写真を紹介できませんが、旧いまちなみが好きな方は絶対はまると思います。
都心で言うと川越みたいな感じです。名古屋を訪れた際には是非!
昼ごはんは名古屋名物あんかけスパ。
あとから知ったんですが、このとき入った「パスタ・デ・ココ」はあのカレー屋ココイチの系列店でした。
せっかく現地まで行ったのにチェーン店に入ってしまうとは(´・ω・`)
あ、でも美味かったですよ。普通に。
さて、東山線に乗って東へ。藤が丘で乗り換えたこの電車。覚えていますか?
懐かしのリニモですよ。2005年に開催された万博、愛・地球博のときに整備された無人で走るリニアモーターカー。
まだ現役だったのにビックリですが、僕自身も万博のとき以来、実に8年ぶりに乗りました。
で、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)へ行ってきたわけですよ。
懐かしい。ただただ懐かしい。でも、思い出にひたってる余裕もないほど暑い(;´Д`)
ここへ来た目的はこれです。
はい、見ての通りですね。サツキとメイの家です。
当時、ハガキによる抽選制ですさまじい倍率だったため行けなかったんですが、せっかく今回名古屋に来たので行ってきました。
えっと、なので築8年ですねこの家(笑)
もうね、何から何までディテールがめちゃめちゃ凝っててすべてが忠実に再現されていました。
例えばこれ、穴の開いたバケツとかね。
まぁ、とりあえずみんなこれ持ったら覗きこみますよねw
お父さんの書斎。
この屋根瓦に書いてあるトトロの「と」ですが、これだけはここのオリジナルらしいです。
訪れた際には是非確認してみてください。
最後に、近くにある展望台から全景を俯瞰。
台所からお風呂、二階への階段、すべてが忠実に再現されていて楽しかったです。
そして、階段の途中にはやっぱりあれが落ちていますよ。
東山スカイタワーから。名古屋中心部に沈んでいく夕日。
この日も名古屋市内で一泊しました。
炎天下の中一日中歩き回ってもはやボロ雑巾と化してますが、あと一日頑張ります。