草津白根〜万座編

いよいよ最終日。ただ帰るだけじゃもったいないので、午前中、草津白根山に登ってきました。
お世話になった草津高原オートキャンプ場。
バイクで一泊で、確か1,500円でした。決して安くないですが、この辺りは他にキャンプ場がないので仕方ないですね。
夜、雨が降ったようで安物のテントに水がしみ込んでました(;つД`)
志賀・草津道路(国道292号線)をひた走り、草津白根レストハウスを目指します。道中、硫黄臭が漂う山肌を一枚。
この道、冬季は鬼のように雪が降るので通行止になります。
てか、写真整理して気づいた。「駐停車厳禁」w
いやぁ、かなり上りました。一気に標高1,000m近くかけ上がりましたから。
レストハウスに到着したのはいいんですが、死ぬほど寒いし風は強いし雨は降りそうだしのっけから心が折れそうです…。
でもまぁ、せっかく来たし行くしかないよね?的な自己暗示をかけ、登山道へ向かいました。
草津白根山は、百名山に数えられていますが途中までロープウェイが使えるのでコースタイムで言うと14番目に短い、比較的楽ちんに登れる山なんです。
あえて登ってますが、この前の写真の右側の舗装路を歩いて行くとこの登山道の合流地点まで10分足らずで着きます。
でもそれじゃ登山にならないので・・・。
基本的に大したことない登山道ですが、唯一の難所がここ。
難所なんて呼ぶほどのレベルでもないですがw
鏡池。
湖底に珍しい模様のある、噴火によって形成された火口湖。だそうです。
本白根山の展望所を目前にして、急に視界が開けます。
この直前、母娘の親子に会うのですが、何やらしきりに「風がヤバいので覚悟してください」的なことを言うので、「ははは、そんな脅しでうろたえるような僕じゃありませんよ奥さん♪」と内心余裕かましていたのですがw、この先に飛び出してその理由がわかりました。。
と、飛ばされる((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
いや、マジで立ってられない!!!
飛ばされてこんなとこで滑落死なんて、友人に笑いのネタにされるだけじゃないか!
というちょっとズレた危機感を感じ、リアルにほふく前進しながら渡り切りました。
この写真、頑張って踏ん張っていたとはいえ、手ぶれしてないのが不思議なくらい。ここで出会った若い夫婦とちょっと話しましたがお互い「ヤバいですね」と苦笑いしか出なかったぐらいですからw
絶景だったので頑張って撮りました。
登山道が見えるかと思いますが、この写真の右上のほうにゴールがあります。もうすぐだ。頑張れ俺。
展望所から下りはじめたところで一枚。
「すごい登山」みたいな会心の一枚が撮れましたが、狙ったわけではありません。座って階段につかまってないと飛ばされるからたまたまこのアングルになっただけです(笑)
下りきったら風はやんでくれました。もうひとつの登山道と合流し、いよいよ山頂を目指します。登山本によるとここから山頂までは25分。
山頂に到着。
草津白根山は、標高2,160mの山ですが、歩いて登れる最高地点がここなんです。2,150m。
正面に見えてる山が三角点のある場所っぽいです。地図見た感じだと。
山頂から。なんだかんだで晴れてくれました。
絶景に心が癒される。・゚・(ノ∀`)・゚・。涙で前が見えませんw
山頂からその2。いや、ちょっと下ったところだったっけな。
今から下道で神奈川まで帰らなければいけないのであまり油を売ってるわけにもいきません。というわけで下山開始。
おばちゃんとか、ずいぶん年配の方が多かったんですが、その理由がこれでした。
この辺りはコマクサが有名で、毎年7月にイベントが行われているようです。確かにロープウェイとリフトで簡単に登頂できちゃうしなー。
スカートで来てた女の子にはちょっと引いたけど。カップルだったんだけど、あれは男に問題があるね。山をわかってない。なめすぎ。
下山完了。
レストハウスで昼食にしました。山菜うどん。寒いので。。。
レストハウスから、北側に15分ほど登ると湯釜があります。
せっかくなので見てきました。
蔵王に似てますね。調べて見たらpH1.0だって。すっげー強酸。。

登山の疲れを取るために、ちょっと足をのばして万座温泉へ行ってきました。
標高1,800m、自家用車で通年行ける温泉では日本最高所。それが万座温泉。
あと、私をスキーに連れてっての舞台となったのが万座温泉スキー場。スキーヤーの聖地とも言える神聖な場所です。
(僕は一応元スキーヤーです)
万座にはもうひとつの顔があります。万座温泉は温泉通に人気、有名なんですが、それは混浴があるから。
その昔、湯治、湯あみと言えば混浴が当たり前でした。今でも古い湯治場では混浴だったりしますが(東北に多いです)、そのルーツを汲む万座温泉。
とまぁ、うんちくはさておき、入ってきた感想ですが、周りは夫婦やらカップルしかおらず、しかも女性は湯あみ着を着ているのでタオル一枚のこっちはめっちゃ肩身のせまい思いでした。
あまり見ちゃいけないと思って、だいたい人がいない方向を向いてましたw
混浴デビューはなんともほろ苦い思い出になりましたが、いい経験になりました。
その経験値を引っ提げ、神奈川へ帰るとしましょう。
寒いから早く下界に帰りたい。。
そう言えばバイクを撮ってなかったと思ったので草津白根の山並みをバックに一枚。
帰りに、左側に積んでたテント用のマットをどっかで落としたらしく(飛んでいった?)、家着いてあ然としました。
まじめに落下物注意ですね。気をつけます。。