◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目
八景島  ⇒  石川町駅  ⇒  外交官の家  ⇒  ブラフ18番館  ⇒  ベーリック・ホール  ⇒  エリスマン邸  ⇒  山手234番館  ⇒  港の見える丘公園  ⇒  山手111番館  ⇒  横浜市イギリス館  ⇒  大さん橋



近場観光第二弾。
東京以上によく行くくせに、「観光」で訪れたことがないに等しかった横浜を一度きちんと観光してみたいな、と。
横浜で観光と言えば、やはりみなとみらいエリアと洋館が立ち並ぶ山手地区がテッパンだと思います。山手の洋館は行ったことがなかったので行き先はあっさり決定。

その前に、八景島にある「シーサイドスパ八景島」に立ち寄りました。
ここも一度行ってみたいと思っていた場所でして、おそらく、というかほぼ間違いなく天然温泉ではないでしょうが、海水を温めた海洋泉があり、海を望むロケーションだけは素晴らしい。
海の公園。
石川町駅で下車。洋館めぐりスタート。
まずは、外交官の家に。
明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅としてもともとは渋谷にあったものを、そのお孫さんから横浜市が寄贈を受けてここに移築したそうです。
これは客間でしょうか。
外交官の家の目の前にある、ブラフ18番館。
関東大震災後に外国人住宅として建てられたもので、戦後はカトリック教会の施設として利用されていたんだとか。
中はこんな感じ。建物自体そんなに大きくなく、中もそんなに豪華絢爛ではなくまさに普通の住宅と言った趣きでした。
山手本通りを上って行くと、フェリス女学院の前に「YOKOHAMA HILL」というハウススタジオがありまして。
ここはスピッツの「つぐみ」という曲のプロモーションビデオが撮影された場所なんです。勝手に「つぐみハウス」と命名しましたが(笑)
ファンとして、是非行きたいと思っていた場所です。たぶんYouTubeに動画があるので、興味がある方はご覧ください。
次の洋館はベーリック・ホール。
戦前、イギリス人貿易商ベリック氏の邸宅として使われていたものを、その後インターナショナルスクールの寄宿舎を経て現在は横浜市が管理・公開しています。
ベーリック・ホールは現存する山手外国人住宅の中では最大規模。
詳しいことはわかりませんが、建築学的にも価値のある建物だそうですよ。
広すぎるリビングルーム。
というか今ではホールと化していて、たまにミニコンサートが行われたりするようです。
エリスマン邸。
生糸貿易商で財を成したスイス人、エリスマン氏の邸宅で大正時代に建てられた洋館。
いまだにこんなのがあるのか、と言った電話がありました。
しかもまだ使えるみたいでした。あまりに珍しかったのでパチリ。
エリスマン邸から道路をはさんだ向かい側に建っているのが山手234番館。
外国人向けの共同住宅に端を発する建物で、のちに横浜市が景観の保存を目的に取得。
中はこんな風になっています。
これは再現された居間でしょうか。
外国人墓地を経て、港の見える丘公園へ。
奥に見える橋は横浜ベイブリッジ。
山手111番館は、港の見える丘公園の中にあります。
アメリカ人のラフィン氏の住宅として大正時代に設計されました。
これがそのラフィン氏。
嘘ですよ(笑)
中はこんな感じ。これは吹き抜けのホール。
最後の洋館。横浜市イギリス館。
英国総領事の公邸として、昭和12年にこの地に建てられたそうです。山手111番館のすぐ横にあります。
最後に、大さん橋から夜景を撮ってから帰りました。
みなとみらい地区には数多くの夜景スポットがありますが、全景を見るここかランドマークタワーのスカイガーデンが一位二位を争うと思います。
素晴らしい景観でした。晴れてたらもうちょっと綺麗に撮れたかな。

洋館めぐりを終え、横浜というまちが歩んできた歴史や文化的背景について少し考えることができたので有意義な一日だったと思いました。
誰しもそうだと思うのですが、近場ってなかなか観光しないですよね。その近場にこうして目を向けて足を運んでみることで、新たな発見や意外なことがわかったりするのではないでしょうか。
そしてそれはけっこう楽しかったりしますよ。