◇◆ 行程 ◆◇ |
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■1日目 |
平泉駅 ⇒ 柳之御所資料館 ⇒ 柳之御所遺跡 ⇒ 無量光院跡 ⇒ 中尊寺 ⇒ 金鶏山 ⇒ 観自在王院跡 ⇒ 毛越寺 |
2011年6月26日、平泉が世界遺産に登録されました。
2008年に世界遺産委員会から登録延期を勧告された平泉ですが、まさかの逆転勝利でした。
いやもうビックリしましたが、この瞬間、7月に平泉を訪れることが決定しました。
山形に行ったときに使ったJR東日本パス。実は販売期間、使用期間ともに二回設定されていました。
その二回目の使用期間が7/9〜7/18だったので、もうこれを使わない手はないなと。
一ノ関まで新幹線で行き、そこからバスで平泉へ。
世界遺産、大々的に宣伝しています(笑)
駅前でレンタサイクルを借り、観光スタート。
まずは柳之御所資料館へ。柳之御所遺跡の概要を紹介している資料館です。
こちらがその柳之御所遺跡。
奥州藤原氏の政治拠点「平泉館」跡と考えられている遺跡です。
続いて無量光院跡へ。
三代目藤原秀衡が、平等院鳳凰堂を模して作った寺院跡です。
建物の中心の背後に金鶏山があり、山頂に夕日が沈んで行くさまは、まさに極楽浄土そのものだったとのこと。
「死後、阿弥陀仏の力で極楽浄土に生まれ変わる」というのが浄土思想ですが、奥州藤原氏はこの浄土思想を広めました。まちづくりにも反映されているこの浄土思想が認められ、平泉は世界遺産登録を果たしたのです。
昔は池があり、そこには島があったそうです。
これがその島の跡。島には建物も建っていたそうな。
平泉は源義経終焉の地であり、妻子とともに自害した義経を偲んで建てられた義経堂があります。
が、行こうとしたらまさかの毛虫大量発生ww
気を取り直して中尊寺へ。
観音堂。本堂の向かいにあります。
本堂。東北地方一周したとき、ここまでは来たんですよ。ここまでは。(遠い目)
いよいよ金色堂へ。社会の教科書にも載ってる有名な構図。
中は撮影禁止なので写真はありませんが、それはそれはすごかったです。本当に圧倒されました。
芭蕉の句碑がありました。
「五月雨の降り残してや光堂」
奥の細道で詠んだ有名な句ですね。
境内にある、白山神社あたりから平泉の街を見下ろせます。
平泉散策で大活躍したレンタサイクル。生まれてはじめて電動自転車というものに乗りました。
いやぁ、快適ですね。坂道も楽ちん♪
三連休の初日、しかも世界遺産に登録されて初めての連休。それを見越して、この自転車かなり事前に予約していたんですよ。お店の人にも「予約しておいてよかったですね」と言われました。
まぁ、それぐらいは基本です(*‾∇‾*)
観自在王院跡。
二代目基衡公の妻が建立したとされる寺院跡。
観自在王院は阿弥陀堂のことで、ここは浄土庭園の遺構としては一級品、極めて価値の高い遺跡だそうです。
毛越寺へ。「もうつうじ」と読みます。
天台宗の寺院で、当時は中尊寺をしのぐ規模だったとか。
大火でことごとく焼失しましたが、浄土庭園と伽藍の遺構は、現在ほぼ完全な形で残っています。
毛越寺庭園。大泉が池。
この日はとにかくうだるような暑さで、死にそうになりながら観光しました。もうね、このまま池にダイブしたいぐらいでしたよ(笑)
近くに温泉があるので入るつもりでしたが、時間の都合で断念。
このあと、友人に会うために仙台へ向かいました。フリーパスならではの途中下車♪
この日、仙台では「東北六魂祭」という、震災の復興と鎮魂を願って東北6県の祭りが一同に集結するという大規模な夏祭りが行われていました。
2日間で10万人という予想を大きく上回る、36万人が仙台へ来たというからもう大変ですよ。
通りはどこも大渋滞。まともに歩けない状態でしたからね。
カラオケ行って食事して。おみやげに萩の月とずんだ餅を買って帰りました。
この日までに、国内では屋久島と最近登録された小笠原を除くすべての世界遺産に足を運びましたが、正直平泉が一番ぱっとしませんでした。
浄土思想に対する理解と関心が浅かったからかもしれませんが、たぶん、世界遺産になって間もないので、地元の方々も見せ方や観光客の受け入れ方をよくわかっていなかったのだと思います。手さぐり状態といいますか。
これからその辺もきちんと整備され、徐々によくなっていくのだろうと思います。
これからの平泉に期待しましょう。