◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目
竹芝フェリーターミナル  ⇒  岡田港  ⇒  三原山展望台  ⇒  地層大切断面  ⇒  波浮港見晴台  ⇒  旧港屋旅館  ⇒  大島公園動物園  ⇒  岡田港  ⇒  熱海港



ひょんなことから友人と伊豆大島に行くことになりました。
大島と言えば椿が有名とのことで、イベントの時期に合わせて行ってきました。

竹芝フェリーターミナルから大島行きのフェリーに乗車。
デッキから見た東京湾の夜景。
途中、横浜の大さん橋に立ち寄りつつ、大島までは夜行便で8時間。
朝6時に到着しました。
レンタカーのマーチ。品川ナンバーが衝撃的だったんですが、そうか大島って東京だったっけ。
そういえば、朝6時に着いたにも関わらず、レンタカー屋の人やツアーのお出迎えの人たちで港はあふれ返っていました。皆さん朝早くからご苦労さまです。
まず、三原山を見に行ってきました。大島と言えばまっさきに思い浮かぶのが三原山。
色が変わっている部分は、1986年の大噴火で溶岩が流れおりたところ。噴火のすさまじさを物語っています。島民1万人、すべてが島外に脱出させられたそうです。
三原山中腹より。大島空港を望む。
なんとも荒涼とした風景が広がっています。
利島が見えました。先がとんがってるのでわかりやすい。
地層大切断面。大噴火のたびに火山灰が降り積もってこのような地層を形成したんだとか。
地元民にはバウムクーヘンとか呼ばれてるみたいですよ。
波浮港見晴らし展望台より。
島の東側には「裏砂漠」という、一面火山噴出物で覆われた黒い大地があります。
行きたかったのですが、落石の影響で島の東側には行けなくなってました。残念。
筆島。その名のとおり、筆の穂先にカタチが似ています。
港屋旅館。川端康成の「伊豆の踊子」の舞台となった場所です。
旅芸人一座の出身地が、ここ大島の波浮でした。そして、この港屋旅館で踊りを披露していたそうです。
港屋旅館の中は、当時の宴の様子が再現されているんですが、この蝋人形みたいな踊り子たちがリアルすぎて怖い(笑)
「島づくし」なる、大島の郷土料理フルコース。
右上の料理は「べっこう」といい、島唐辛子醤油(大島産の唐辛子を島唐辛子と呼ぶ)に魚の切り身を漬け込んだもの。
左上は、大島の特産品、アシタバの天ぷら。
波浮の港には昔の町並みが残っています。旅情をかきたてられました。
さて、大島公園へ。椿まつりのメイン会場となっています。
え〜っと…椿ダンサーズ?(笑)
やっと椿に出会えました。
おもに赤と白の二種類があるんですね。
オオシマザクラ。早咲きの桜で、桜餅に使われるあの塩漬けされた葉は、このオオシマザクラのものが使用されるんだとか。
大島公園には動物園があります。入園無料。
ラクダがいました。
そしてゾウガメ。でかい。
さらにレッサーパンダ。
帰りは高速船で帰りました。熱海港まで、なんと所要時間45分!
行きが8時間で帰りが45分。なんだか不思議な感じでした。
たしかに地図で見ると、東京より伊豆半島のほうが圧倒的に近いんですよね。

帰る前に三原山温泉(大島温泉ホテル)で入浴したのですが、露天風呂からの三原山の眺めが最高でした。
眼下には広大な樹海が広がり、それはもう開放感抜群!大島を訪れる際は、ぜひ行ってみてください。絶対気に入ると思います。

それと、友人から聞いた小ネタ(半分は体験談ですが)をひとつ。
大島って、全域で信号が六つしかないらしく、基本、クルマがありえないペースで走ってるんですね。
島一周道路というメインストリートがあるんですが、そんなに広い道でもないのに地元の人は80km/hくらいで走ってます。
そして、レンタカーを見るとなめてくる性質なのか、容赦なくあおってきます。そして普通に追い越して行きます。
一度、散々あおられたあげくぶち抜かれたときはさすがに頭にきました。非力なマーチじゃなくて自分のクルマだったら追いかけていたかもしれません(笑)

島には駐在所しかなく、当然オービス(自動速度取締装置)もないので取締りなんてやってないし、職場の飲み会の日は飲酒運転が慣例化してるんだとか。
もう無法地帯もいいとこです。
大島って財政が厳しいらしいんですが、取締を強化して反則金を財源に充てるとかしたらちょっとはマシになるんじゃないのか、と。(国庫金だからそんな風には使えませんけどね。ただの皮肉です)

別に批判してるつもりはないんですよ。たしかにおかしいとは思いますが、文化だから仕方がない。
僕はそんな風に考えてます。
ただ、運転初心者の方が大島を訪れる際は、充分運転に注意してほしいと思います。