後編

旅行二日目。金沢で一泊して朝目が覚めたら外は銀世界。ムダにテンションが上がる(笑)
神戸で友人と合流するため、まっすぐ西を目指します。
北陸本線は各駅が少ないため、福井まで特急を使うことに。
なぜか写真が残ってないのですが、無事に神戸で合流したあと、北野の異人館街へくり出し、風見鶏の館を見学しました。
デジカメの電池が切れてたのかな?
高台に洋館が立ち並ぶ風景は横浜とよく似ています。

この日は、加古川のみとろ荘に宿泊しました。田んぼの中の一軒宿。
こんな夕食だったようです。

露天風呂で、忘年会に来ていた地元のおっさんたちと会話したんですが、そのときの一コマ。
「静岡から旅行か〜いいね。明日はどこへ行くの?」
「まだ決めてないんで、アミダで決めようと思ってるんですよ(笑)」

「アミダ?あそこはやめたほうがいい」

なんだ…話がかみ合ってないぞ。
さらにおっさんはこう言い放った。

「西へ攻めなさい」

この瞬間、とりあえず西を目指すことが確定。
(あとでわかったのですが、兵庫県高砂市に阿弥陀って地名がありました。たぶんこれのことでしょうw) 加古川線。加古川駅にて。
西を目指したら姫路に着きました。世界文化遺産の姫路城。
ここはとにかく広いんです。そんなにじっくり見てないのにたしか1時間以上かかった覚えがあります。 お昼は、加古川でかつめしを食べました。
今でこそ全国的なブームになってますが、この当時、こういうご当地B級グルメって本当にその土地でしか知られていないローカルフードだったのではないかと思います。
ちなみにかつめしとは、見てのとおり。かつ丼を皿に盛った感じの(笑)

その後、行き当たりばったりで大阪に行ってみました。
太郎さん。顔の動きがシュールすぎて思わず笑ってしまいました(笑)
よくできてますよね。制作費1千万円かかってるとかかかってないとか。

この日は京都で泊まって、次の日の夜、鈍行で静岡に戻りました。
ここでちょっと思い出していただきたいのですが、初日の夜、僕は金沢であるものを買いました。

そう、カニです!

いくら冬とは言え、ずっと持ち歩いていたので氷もすっかり解け(みとろ荘では冷蔵庫で預かってもらった)、大阪あたりで少し生臭いにおいを放ちはじめていました(笑)

ことは一刻を争う事態なので、帰宅後ソッコーで調理しました。 これがもう絶品すぎて、友人と10分くらいで完食してしまいました。

行き当たりばったりで、鈍行で西日本まで行って、さらに三泊四日だったので、正直あまり濃い旅ではありませんでしたが、この旅で旅人としてのスイッチが入ったのはたぶん間違いなかったんじゃなかろうかと思います。

今でこそ当たり前のようにやってますが、目的地や宿泊先、移動手段などのプランニングや手配等をはじめて一人でやったという経験値が大きかったように思います。
そして、その作業が本当に楽しかったことが何よりの収穫でした。