越後湯沢〜群馬〜帰宅編

五日目。湯沢もやはり寒かったですが、野沢や地獄谷ほどではなかった気がします。
あとは、家に向けて南下していくだけ。

泊まったのがこちらの音羽屋旅館さん。
駅からもそう遠くなく、車通りからは外れるので閑静な感じがよかったです。
部屋も風呂も清潔感あふれる感じで、個人的には気に入りました。
越後湯沢の駅構内に「ぽんしゅ館」というのがあります。ぽんしゅとは日本酒のこと。
米どころ新潟には、それはもう酒蔵も銘柄も星の数ほどあるわけですが、その新潟の地酒を利き酒できるのがここぽんしゅ館。
電車で越後湯沢に来ると毎回行ってるような気がします。今回で三回目かな?
500円でメダル5枚とお猪口を渡されるのですが、猪口をセットし、メダルを入れてボタンを押すと規定量のお酒が注がれる仕組みになっています。
ここのすごいのは、お酒の質がピンキリだということ。
だって、こんなお酒が普通にあるぐらいですから。
上越線に乗り込み南下開始。
土合というこの駅。これは上り線ですが、下り線がトンネル内部にあり、駅舎から500段近い階段を降りないとたどり着けないという、一風変わった鉄道ファンに人気の駅なんです。
谷川岳に登るときに利用される駅で、映画「クライマーズ・ハイ」のオープニングで登場します。
興味のある方はぜひご覧あれ。
高崎で途中下車し、山田かまち水彩デッサン美術館へ行ってきました。
きっと「誰?」って感じだと思います。
かまち君は、詩、デッサン、水彩画などで、誰にも疑いようのないほどの天才的な才能を持ちながらも、高校1年生のときにエレキギターで感電死してしまった悲運の青年。
かの氷室京介とバンドを組んでたこともあり(同じ中学の同級生)、その才能を惜しむ氷室さんのメッセージも寄せられていました。
もし彼が生きていたら、BOOWYのギタリストは彼だったかもしれませんね。
この日は前橋のビジネスホテルに投宿。
チェックイン後、徒歩で群馬県庁へ。これがまた地味に遠かった…。
群馬県庁からの夜景。
ここは室内が明るすぎて、写りこみを抑えるのに苦労しました。
前橋と言えば豚肉料理が有名なのですが、部屋でTV見ながら飲みたい気分だったのでコンビニでカップ麺やつまみを買って帰りました。
散々贅沢してきたからチープな食事が恋しくなったのかもしれません(笑)

最終日。あとはもう本当に帰るだけ。
前橋から一度高崎に出ると、ちょうどSLみなかみが発車する直前でした。ラッキー♪
高崎〜水上間を走るSL列車。まぁ、臨時というか季節列車的な感じなのですが。今回はじめて生で見ました。
土曜日だけあって、撮り鉄がわらわらとw
くそう…邪魔や。
黒い煙をもくもくと。全力で大気汚染してる感じが否めない、SLってw
まぁ、気にしない方向で。
高崎から湘南新宿ラインで楽して帰るつもりだったんですが、強風のために上尾で運転見合わせ…。うそん。
結局、高崎線で大宮まで出て、京浜東北線で東京まで出て、その頃には東海道も動き出していたのでなんとか無事帰れました。

ずいぶん久しぶりに、18きっぷを使った鈍行ツアーをしました。たぶん知床行って房総一周したとき以来?
たまにやるといいもんですね。やっぱり。
いつになるかわからないけど、またいつかやろうと思います。

今回、完全に自分の不注意とは言え、携帯を不携帯の状態で五日間過ごしました。
そこでわかったのが、携帯なんてなくてもなんとかなるということでした。使用頻度があがるであろう旅行のときでさえなんとかなったわけだから、日常生活なんてもうなくてもなんら困らない。
とかく現代人は、携帯に依存しすぎだと思うんですよ。電車に乗ると、ほとんどの人が携帯電話をいじっています。
メールやSNSなどの、非リアルなコミュニケーションに依存し過ぎると本当のつながりがわからなくなるし、やっぱり人の温かさや優しさって、文字や音声じゃ伝わらないんですよ。
今回、行く先々で色々な方に親切にしていただいたおかげで、そのことが身に染みてわかりました。
そしてそれが本当に嬉しかった。だから余計そう思うのかもしれませんね。