◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目
西日暮里駅  ⇒  富士見坂  ⇒  谷中銀座商店街  ⇒  観音寺  ⇒  根津神社  ⇒  カヤバ珈琲  ⇒  SCAI THE BATHHOUSE  ⇒  谷中霊園  ⇒  日暮里駅  ⇒  都庁



全国制覇を達成したら、次は近場、とりわけ東京に目を向けてみようと考えていました。
これは、元々下町が好きだったからという理由と、東京ってよく行くわりにはきちんと観光したことがない。実はいい場所がたくさんあるのではないか。こう思ったからに他なりません。
そこで、本屋で「ぶらっと散歩コース 東京」なる本を購入。歩くこと自体は昔から好きだったので、本を開いてはどこに行こうかと考えるのが楽しみでした。


実は昔は東京という場所が嫌いでした。
満員電車が大嫌いなのと、空気が汚くごみごみしているところ、あと、時間の流れが早く皆あくせくと生き急いでる感じが疲れるので、あまり好んで行く場所ではありませんでした。
けれど、いつしかそのような考え方に変化が生じ、東京という街を受け入れるようになっていました。自分の中ではこれは大きな変化でした。
さて、そういう経緯で「まち歩き」という趣味が新たに加わったのですが、第一弾は、通称まとめて『谷根千(やねせん)』と呼ばれる、谷中、根津、千駄木界隈を散策することにしました。下町の人気エリアですよね。
昭和の町並みが大好物という話は過去の旅行記で書きましたが、人工的に作られた町ではなく、こういうリアル昭和な建物を見ると無条件でテンションMAXになりますw
日暮里にある富士見坂。
昔は、東京にもあちこちに富士見坂があったそうです。ビルなど高い建物が建つようになり、徐々に姿を消していったと聞きます。
ここ日暮里の富士見坂は、1999年までは全体がキレイに見えていたそうです。
現在は、左側の稜線がビルで見えなくなっていますがまだ見えるみたいです。
まぁ、この日は全力で曇っていたので見ての通りですが。ちなみに冬の朝などはよく見えるようですよ。
続いて谷中銀座商店街へ。
実はこの日、上野動物園にパンダを見に行こうと思ってたんですよ。わざわざ有休とって空いてる月曜に。ところが、行くと数少ないまさかの休園日。さらに上野に行きたい焼肉屋があったので行くと、こっちもまさかの定休日。
そして、谷中銀座に着く直前に雨が降り出しました。踏んだり蹴ったりとはまさにこのことです(涙)
写真は夕焼けだんだん。文字どおり、夕焼けの絶景スポット。
夕焼けだんだんから谷中銀座商店街を望む。
谷中銀座商店街。こんな感じです。ショッピングモールや大規模小売店が進出し、全国的にも小さい商店街は衰退の一途をたどっていますが、ここはいつ来ても活況を呈しています。下町人気が集客を後押ししているのは間違いないですが、こういう小さな商店街もやればできるという模範例だと思います。これからも頑張ってほしいです。
谷中は、江戸時代に寺町が形成された場所で、70以上の寺院が立ち並びます。戦禍を免れたため、今でも多くの寺院が残っているのですがこれはそのひとつ、観音寺。
赤穂浪士ゆかりの寺だそうで、築地塀という特徴的な塀があります。
こういう下町的な狭い路地。そこに民家が密集してる風景。
こういうの好きなんですよねぇ。
さて、根津には「根津のたいやき」という有名なたい焼き屋さんがあるんです。
満を持して行ってみると、まさかの定休日。またかorz
もうどうにでもなれっ!
雨が降りしきる中、根津神社へ。
ものすごく歴史がある神社で、東京十社のひとつに数えられているそうです。
根津から言問通りに入り、谷中霊園方面に歩きます。
途中、休憩がてらカヤバ珈琲という喫茶店に入りました。
昭和13年創業。一度閉店しますが、2009年にリニューアルオープンしたそうです。
この昭和の香りがする建物、たまりませんね。
SCAI THE BATHHOUSE。
これ、200年の歴史を持つ銭湯を改装した現代美術ギャラリーなんですよ。なかなかいかしてます。
夜は都庁の南展望室に夜景撮影に行きました。
というのも、都庁には北と南、ふたつの展望室があるのですが南は第二、第四月曜しか開いていないのです。
いや、開いてはいるのですが、普段は17時半まで。この二日間に限っては23時まで開いているんです。ちなみにこの二日間は、逆に北展望室がお休みとなります。この営業時間の体系がよくわからないんですよね(汗)