◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目
西本願寺
  ■2日目
龍安寺  ⇒  仁和寺  ⇒  北野天満宮



大学の友人の結婚式で京都に行ったときのこと。
この年、旅行記が極端に少ないんですが、それは会社の業績が大変なことになって賞与が出ず、クルマのローンが家計を直撃したので自粛せざるを得なかったからなんです。あまり大きな声で言えるようなことでもないんですが。

始発の新幹線でも間に合いそうになかったので、金曜の夜に夜行バスに飛び乗って京都へ。
前泊していた他の友人たちとホテルで合流し、式までまだ時間があったのですぐ近くの西本願寺を見に行ってきました。
西本願寺は浄土真宗の寺院。世界遺産「古都京都の文化財」の構成遺産のひとつです。
西本願寺最大の建造物「御影堂」と「阿弥陀堂」をつなぐ渡り廊下。壮麗な造りをしていますね。
御影堂外観。行ったとき、西本願寺はたまたま改修工事の真っ最中でせっかくの景観がだいぶ損なわれてしまっていたので残念でした。まぁこればっかりは仕方ないですね。

このあと、披露宴と二次会に出席し、夜は大学時代の仲間たちと飲んだくれました。
テキーラの一気飲みが相当効いたようで、久しぶりに視界がぼやけてまっすぐ歩行できない状態にw
ホテルに戻ったら倒れるように眠りにつきました。

二日目。クルマで来ていた友人が静岡まで送ってくれるというので、一緒に市内観光することにしました。
せっかくなら世界遺産に行きたいので、それならばと龍安寺に行ってきました。
龍安寺と言えば石庭。
枯山水式のシンプルな庭園。15個の石を無造作に配置しただけ。美しさをとことん追求すると極限までシンプルになるというまさに好例ですね。
眺めてるだけで心が落ち着いてくるというか、ほっとしますね。そんな力を秘めていました。
つくばい。知足の蹲踞(つくばい)と言って、これも有名のようです。なんとなく上から見た形が昔の貨幣に似てます。
鏡容池。池の周囲は回遊式の庭園になっています。
さらに世界遺産シリーズ。仁和寺に行きました。
途中で雨が降ってきたのですが、もうこの時点では完全な土砂降り。
そう言えば、三年前に韓国に行ったときも集中豪雨だったなぁ。どうもこの友人と二人で旅行するとひどい雨に遭うようだ。
鐘楼。重要文化財です。
五重塔。ホント、旅って天候で思い出の良し悪しが大きく変わりますよね。こればっかりは運なので仕方ありませんが、できれば雨の日には旅には出たくないものです。
中門から二王門を望む。
仁和寺は桜が有名なようなので、またいつか、花見の時期に訪れたいと思いました。
雨降って歩きたくなかったので、仁和寺の真ん前にあるお店へ。
全然京都っぽくない昼食ですが、いいんです。京都っぽい昼食は高いので。昼から二千円とか出したくないですもん。
最後に北野天満宮に行きました。
天満宮と言えば、学問の神様、菅原道真をお祀りしている神社ですね。
特に試験が控えてるわけでもなかったので、何を祈願したか忘れました…。
牛は天満宮において祭神の使者と言われています。頭なでなでしたらご利益があるとかないとか。
北野天満宮の近くに、京都のとうふ屋「京とうふ藤野」が運営するTO-FU CAFE FUJINOというカフェがありまして。
とうふを使った食事やデザートが食べれるんですが、ここ、かなりおすすめです。
京都を訪れた際はぜひ。

もうすっかり忘れ去られてしまっていると思いますが、2009年と言えば新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が世界中で大流行、パンデミックが起きた年です。
そのため、相当数の外国人が訪れる京都はやはり厳戒態勢。修学旅行生は皆マスク着用だったので、僕らもご多分にもれずマスクをして観光しました。
どこの寺院も一種異様な雰囲気でしたね。五月なのに、マスクしてない人のほうが少ないぐらい。

翌日、出社しておみやげを配ったら、京都に行ってきただけで病原菌扱いされましたけど(笑)