◇◆ 行程 ◆◇
  ■1日目
白川郷  ⇒  奥飛騨温泉郷福地温泉
  ■2日目
飛騨大鍾乳洞  ⇒  高山城跡  ⇒  さんまち通り  ⇒  下呂温泉



2006年最初の泊まりがけでの旅行は、飛騨高山でした。
これは、世界文化遺産の白川郷に行きたかったからというただそれだけの理由です。
今回は、地元の友人と二人で行くことになりました。

東名⇒東海環状道⇒東海北陸道と快調に走り、荘川ICで高速を降ります。
東海環状道は、愛知万博のために作られた道路なのですが、へんぴな場所をとおっているためガラッガラでした(笑)
あれ、地元の人くらいしか使わないんじゃないだろうか…。
道の駅荘川で昼食にしました。
牛丼なんですけどね、ただの牛丼じゃないんですよ。飛騨牛の牛丼なんです。
国道156号線をひた走り、白川郷へ。ついにやって来ました。
中を見学できる和田家住宅に入ります。
合掌造り家屋の内部はこういう風になっています。これは屋根裏。
この辺はありえないぐらいの豪雪地帯で、そのせいか稲作に適さない土地らしく、養蚕や塩硝(火薬の原料)の生産がおもな産業でした。家の内部にそのための広い空間を設けるためにこのような構造になっているんです。
だいたい3階建てぐらいが普通で、1階が居住スペース、上層が寝室や作業場になっているようです。
屋根はこんな感じになっています。
この急勾配の屋根も、雪が積もらないための工夫なんですね。
本当に、合掌造りには生活のための知恵が凝縮されています。まったくムダがない。
世界遺産に選ばれたのもなんだか必然のような気がします。
城山展望台から合掌造り集落を望む。

この日は奥飛騨温泉郷、福地温泉の宿に泊まりました。
飛騨地方の郷土料理、朴歯味噌焼き(飛騨牛)と温泉を心行くまで堪能しました。

二日目は高山に行きました。
途中、飛騨大鍾乳洞の看板が目に入ったので、なんとなく寄ってみることに。
地質的なことはよくわかりませんが、なかなかすごかったです。鍾乳洞。
毒々しい色で照らされていますが、これ、苔などの植物が生育しないための工夫なんだとか。
白色の光源を使用すると、人によって外から持ち込まれた種子なんかが、適度な温度と湿度によって発芽しちゃうんだそうです。
さて、高山へ。
江戸時代の町並みが保存されており、「飛騨の小京都」と言われています。その保存地区はさんまち通りと言います。
産婦人科さん。素敵すぎます。
飛騨牛のトロにぎり寿司をいただきました。美味しそうでしょ?舌でとろけるまさに極上の逸品でした。
そして高山ラーメン。醤油ベースの普通のラーメンなんですよね。これと言った特徴がない。でもなんか忘れられない味でした。
旧高山町の役場。明治時代の建物です。
現在は市制記念館として公開されています。
最後に下呂温泉に立ち寄りました。
河原にある露天風呂。もちろん水着着用可だと思いますが、女性は抵抗あるでしょうね。
たぶん橋の上の男性、のきなみガン見してくるでしょうから(笑)

白川郷、奥飛騨温泉郷、高山、下呂と、岐阜の観光地をいろいろめぐりましたが、自然が豊かで食べ物がおいしくて良質な温泉があって、岐阜は本当にいいところでした。
合掌造り集落。人智の結晶がそこにはあり、今も昔と変わらない生活が息づいていました。
観光地ですが、それ以前に住人たちの日常生活の場であるので、マナーや節度ある行動を心がける重要性を感じました。
冬期には集落のライトアップが行われるので、いつかまた冬に訪れたいですね。